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>Q.往復コスト とは何ですか?
手数料が1万通貨単位につき片道500円、ドル円スプレッド5銭の業者を想定します。
【1】118.60-65のときにドル円1万通貨を買った場合(118.65買い)、
まず、手数料が500円かかります。
【2】次に、118.85-90のときに決済する場合(118.85で決済)、
500円の手数料がかかります。
この時点で、往復1000円の手数料がかかります。
これは誰にでも分かると思います。
しかし、取引コストはこれだけでしょうか。
【3】利益について考えると、この場合、
118.65→118.85で20銭抜くことができたので、粗利益は2000円、
手数料往復1000円を引くと、純利益は1000円です。
しかし、レート自体は25銭上昇しています。(118.60-65 → 118.85-90)
つまり、スプレッド分5銭を超えて上昇した分が、利益になっているわけです。
したがって、スプレッドもコストと考えられます。
(スプレッドが狭いほど、利益が出やすいとも言えます。)
そして、ドル円1万通貨単位の取引では、
1円(100銭)の変動で1万円の為替差益になるため、
1銭あたり100円、したがって、
5銭のスプレッド=500円分のスプレッドコストと言えます。
以上の3つが取引総コストと考えられ、
【1】【2】片道手数料x2 に、
【3】スプレッドコストを加えたものを、
このサイトでは「往復コスト」と呼んでいます。
関連項目:スプレッドとは何ですか?
http://bbs.fxtec.info/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=62;id=hikaku
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